空+部活=?

パイロットになってグライダーを自分の手で操縦する、それが航空部です。

性別、体力は関係ナシ。自らの経験と知識がものをいうスポーツです。

 

所属は体育会ですが、運動経験は必要なし!トレーニングなどもありません。

ほとんどのパイロットが大学から始めるので、スタートラインはみんな同じ。

 

鳥のように空を飛んでみたい。

いつか飛行機を操縦してみたい。

 

なにか新しいことを始めてみたい

 

そんなちょっとした気持ちが、あなたの世界を変えてくれるかもしれません。


グライダーについて

 

残念ながら、人間は生身では飛べません。

ですがグライダーなら、鳥のように空を駆けることができます。

 

グライダーは、簡単にいえばエンジンをもたない飛行機です。

自然のエネルギーだけを頼りに大空を飛び回ります。

 

普段の生活で意識することは中々ありませんが、空にはたくさんの空気の流れがあります。

その中には機体を押し上げるような強い上昇気流も存在しているのです。

信じがたい話ですが、この気流に乗ることでグライダーは何時間もの間、空を飛ぶことができるのです。

 

とはいえグライダーも、まずはじめに高度がなければ、上昇気流を探すことも掴むこともできません。

そこで、離陸の時には他の動力に手助けをしてもらいます。

 

一つには、グライダーをウインチという巻き上げ機と索でつなぎ、一気に巻き上げる方法。

上空で切り離す、凧揚げのような感じです。

日本国内の多くの航空部は、こちらの方式でフライトをしています。

 

もう一つが、エンジンのある飛行機で曳航する方法。

グライダーをエンジンの付いている飛行機と索でつなぎ、好きな高度、場所まで引っ張ってもらいます。

 

北大航空部では、このどちらの方式でも飛ぶことができます。

それぞれに良さがあり、違った発見、楽しみがあるんです。

 


滑空場について

北大航空部の拠点となる滑空場は、たきかわスカイパークです。

滑空場はグライダーにとっての母港。小さな空港というイメージです。

 

たきかわスカイパークは、設備・機材など様々な面で日本屈指の滑空場となっています。

北大航空部OBも活躍しており、安心して活動ができます。

 

さらに北海道は、グライダーにとってはまさに楽園。

空域の制限がほとんどない、開かれた空が広がります。

 

グライダーパイロットとして、ここで目指せるレベルは文字通り青天井。

自分の翼でどこまで飛べるのか、試してみませんか?

 


安全について

エンジンを持たないシンプルなグライダーは、空を飛ぶものの中で最も安全な部類に入ります。

とはいえ空を飛ぶという性質上、安全管理は確実に行っています。 

毎回のフライト前をはじめ、定期的な検査などしっかりとした体制があります。

 

またフライトでは、2人乗りグライダーでベテラン教官と同乗し安全に操縦訓練をします。

そしてフライト活動が終わったらデブリーフィングを行い、その日の活動の反省を教官、部員みんなで共有しています。

 


七大戦

年に一度、千葉県の関宿滑空場にて開かれる大会に参加しています。

全国七大学総合体育大会の一環として行われ、フライトの腕を競い合います。

日中の競技が終われば、後はおなじ空を飛ぶ仲間。

食事に遊びにフライト談義……

普段とは違った楽しみが待っています。